ビッグモーター前社長の逮捕の可能性は?上層部や経営陣の関与を調査!

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ビッグモーターによる保険金不正請求問題が取り沙汰されていますが、ビッグモーター前社長・兼重宏行氏の逮捕の可能性はあるのでしょうか。

そこで今回は、ビッグモーター前社長の逮捕の可能性、そして、上層部や経営陣など組織ぐるみの関与はあったのか見ていきたいと思います。

目次

ビッグモーター前社長の逮捕の可能性は?

保険金不正請求問題で揺れるビッグモーターですが、兼重宏行前社長の逮捕の可能性はあるのでしょうか。

現時点で刑事事件となった場合に考えられる罪状は次のとおりです。

一つ目は保険金を不正に請求した件に関しての詐欺罪二つ目は車を故意に傷つけたことに対する器物損壊罪、そして三つめは国土交通省が7月26日にビッグモーターに対しる聴取を予定しており、その罪状は不正な車検を行ったことに対する道路運送車両法違反の罪です。

それぞれ社員の告発などに基づいた事例を挙げてみます。

その1:器物損壊罪

「ビッグモーター」の特別調査委員会がまとめた報告書によると、自動車修理の際にヘッドライトのカバーを割る、ドライバーで車体を引っ搔くローソクやサンドペーパーなどで車体に傷をつける、そして衝撃的だったのは、ゴルフボールを靴下に入れて振り回し、車体をたたくなどわざと損傷を作り出し、大きな修理箇所とすることなどです。

このような行為は2020年以前から横行していたようで、修理担当従業員382人へのアンケートでは、約3割が不正な作業に関与したとされ、その6割は上司の命令によるものだったという。

そして、修理工賃や部品についてはノルマの金額が設定され、1台当たり14万円前後を達成することを要求されていたという。

自動車の損傷状態を見る前から設定金額のノルマがあるという、まさに不合理極まりない営業方針です。

器物損壊罪に関して法定刑は次のとおりです。

3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料

器物損壊罪は告訴がなければ起訴することができない親告罪(刑法264条)であるため、犯罪の事実と加害者を知った時から6ケ月以内に告訴をしなければ、起訴することが出来なくなり、犯罪として処罰することが出来なくなります。

引用元:東京中央法務オフィス

その2:詐欺罪

ビッグモーターが詐欺罪に問われる可能性としては、車両を自ら壊しているにもかかわらず、客による損傷を装って保険会社に請求し、その保険金が支払われることで詐欺罪が成立します。

器物損壊については、車の所有者が被害者になりますが、詐欺の被害者は直接お金を出している損保会社になるという。

いわゆる水増し請求が詐欺罪に当たります。

水増し請求の場合は、本人は営業担当でお金の管理をしているわけではありません。

水増しした請求書を取引先から会社に出させることによって、会社をだまして、お金を支払わせているので、業務上横領罪ではなく詐欺罪になります。

引用元:ウェルネス法律事務所

その3:道路運送車両法違反の罪

ビッグモーターのドライバーなどの工具で引っ搔いたり、ゴルフボールで叩くなど、わざと車両を傷つけていることから、不正な車検を行ったことに対する「道路運送車両法違反」が認められれば、国交省から民間車検場の指定取り消し処分が行われます。

逮捕事例:国生さゆり氏の元夫

2014年にタレントの国生さゆりさんの元夫が、高級車に故意に傷をつけ、損保会社から保険金をだまし取った詐欺の疑いで逮捕されています。

国生さゆり元夫を保険金詐欺の疑いで逮捕

高級車を故意に傷つけて損害保険金をだまし取ったとして、警視庁は21日、詐欺の疑いで、コンサルタント会社代表甲田英司容疑者(41)を逮捕した。

甲田容疑者は、タレント国生さゆりの元夫。

逮捕容疑は昨年4月、港区の路上で自分が使用しているイタリア・ランボルギーニの高級車に傷をつけ、「誰にやられたか分からない」と偽って損害保険会社から修理費名目で約925万円を詐取した疑い。

引用元:日刊スポーツ

このような詐欺事例から、今回のビッグモーターが取った行動は、水増し請求した保険金を損保会社に請求し、受け取っていたことから同様のものと推測されます。

ビッグモーター前社長の逮捕の可能性については、上層部や経営陣がどれだけ関与したかが焦点になってきますが、前社長が直接指示を出しているとは考えられないことから、どう関わったかを明確にすることが必要と思われます。

(追記)その4:保険業法違反

共同通信によると7月30日付けで、ビッグモーターが保険代理店としての立場を悪用し、虚偽の自動車保険契約を結んでいた疑いが報じられています。

これは、個人が所有していない車両を対象とした保険契約が、昨年福井県の店舗で複数確認され、捏造にあたると判断されたという。

廃車予定車両などが契約を結んだケースで、これは、保険業法違反の可能性があるという。

次から次へと不正が浮き出されており、社長・副社長が辞任しただけでは済まない大きな問題ですよね。

ビッグモーター上層部や経営陣の関与は?

 TBSの「サンデージャポン」では、ビッグモーター社長に直に話を聞こうと、自宅を訪れインターホンを鳴らしましたが、応答がなかったそうです。

しかし、後日メールでの問い合わせに対し返答があったという。

その内容がコチラです。

上司からの指示について「特別調査委員会の報告では、少なくとも経営陣からの指示により組織的に敢行されてきた事実までは認められなかったものの、このような事態を把握できていなかった点については深く反省しております」との説明があったという。

引用元:スポニチアネックス

組織的に敢行された事実はなかったということです。

前社長の逮捕はある?

しかしながら、ビッグモーターも元社員や現社員の告発や話では、「上司からの命令」があったことを不正に関与した者の約6割が認めています。

その命令を下す最上位は誰なのかというところが問題ですが、多くの時間を要することが考えられます。

また、現在の社長は名前だけの社長で、経営には携わっていないという情報が元社員の人からありました。

さらに不祥事が出始めたのは、経営権を息子に譲った2016年の頃から始まったと言われています。

このことが事実であれば、保険金の水増しにも直接は関与していないと推測され、逮捕されないと考えられます。

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ビッグモーター社長の逮捕の可能性まとめ

今回は、ビッグモーター社長の逮捕の可能性、そして、上層部や経営陣など組織ぐるみの関与はあったのか見てきました。

ビッグモーターの不祥事で罪に問われる可能性があるのは、詐欺罪、器物損壊罪、道路運送車両法違反の罪です。

多くの人が信用して預けた車が、ゴルフボールでぼこぼこにされるなど、信じられないようなことが行われました。

国土交通省の聞き取り調査も行われる予定で、細部にわたる検証や調査はこれからですが、ビッグモーターの社員や元社員からの告発をみても非があるのは明らかなようです。

私たちの保険料も無駄に等級が下がっている可能性も否定できません。

是非、全容を解明を願っています。

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