藤井聡太7冠の史上初の8冠制覇が、10月11日の第71期王座戦5番勝負第4局で勝てば、現実のものとなります。
そこで今回は、藤井聡太さんの年収2023年は八冠でいくらになるか、対局料や賞金・CM出演料を調査しました。
藤井聡太の年収の収入源は5つ!

藤井聡太さんは、羽生善治さんが1996年に達成して以来の7冠保持者です。
当時は7冠タイトルが最高でしたが、現在は2017年に「叡王」が加わり、8大タイトルとなったため、藤井さんが「王座」のタイトルを獲得すれば、史上初の8冠となります。
そんな藤井聡太さんの「年収の収入源5つ」について見ていきたいと思います。
収入源その1:順位戦の基本給
藤井聡太さんの収入源の一つ目は、順位戦の基本給です。
順位戦とは、棋士の順位を決めるために行われるリーグ戦です。
順位戦は、A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5つのクラスからなり、A級の優勝者が名人戦の挑戦権を獲得できます。
各クラスの順位戦での基本給は、次のとおりです。
A級1組(最上位):約800万円
B級1組:約600万円
B級2組:約420万円
C級1組:約300万円
C級2組:約200万円
藤井聡太さんは現在、最上級のA組1組(2023年10月時点)に属しています。
藤井さんの基本給は800万円ということですから、一般サラリーマンの平均年収(40代約500万円)よりも多いことが分かります。
これだけ見るとそんなに変わらないというイメージも湧きますが、タイトルを獲得し、人気が出ることで付加価値が生まれ、収入も右肩上がりに上昇します。
収入源その2:対局料
収入源の二つ目は、対局料です。
対局料は、タイトル保持者と挑戦者では異なり、金額はいずれも推定です。
現在、藤井聡太さんは7つのタイトル保持者であり、対局料はそれぞれ次のとおりです。
「王将」:約200万円(勝利すると約500万円のプラス)
「棋王」:約400万円(勝利すると約500万円のプラス)
「名人」:約400万円(勝利すると約1200万円のプラス)
「竜王」:約460万円(勝利すると約4320万円のプラス)
「王位」:約500万円(勝利すると約700万円のプラス)
「棋聖」:約700万円
「叡王」:約700万円
「王座」:約700万円

収入源その3:CM出演料
収入源の三つ目は、CM出演などによるスポンサー契約料です。
藤井さんは現在、「不二家」「サントリー」「日本AMD」の3社とCM契約を結んでいます。
1社あたりのCM出演料は、約5000万円と言われており、この3社で約1億5000万円のスポンサー契約料となります。
藤井聡太さんは実力はもちろんのこと、子供からお年寄りまで幅広い人気があることで、CM出演料も高額となっているようですね。
収入源その4:将棋教室やイベントでの指導料
収入源の四つ目は、将棋教室やイベントでの指導料です。
藤井さんは、自治体や多くのスポンサーが主催する将棋教室やイベント等に出演しています。
将棋教室では、子どもたちに将棋を教えたり、トークイベントなどにも参加し、将棋の普及活動に努めています。
子供たちも藤井聡太さんに声をかけてもらうだけで、モチベーションは上がり、将来のプロ棋士も生まれてくることと推測されます。
収入源その5:本の印税やゲームアプリ
収入源の五つ目は、本の印税やゲームアプリなどが挙げられます。
藤井聡太さんに関する本はこれまでにも数多く出版されており、印税収入として年収に含まれています。
また、ゲームソフトでは、「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」を監修されており、2020年3月5日に(Nintendo Switch用ソフト)が発売されています。
藤井聡太さんのゲームソフトが発売されたのは、2020年3月ということで、藤井さんが18歳の時ですから、まさに恐るべしですね。
藤井聡太の年収2023年は八冠でいくら?

さて、藤井聡太さんの2023年の年収は八冠でいくらになるのでしょうか。
順位戦の基本料が800万円、そして対局料が1億1300万円、CM出演料が1億5000万円、その他に印税やゲームアプリを加えると、2億8000万円と推測されます。
棋士の収入源は賞金や対局料が主となっていますが、藤井聡太さんの場合は、副収入がかなりのウェイトを占めていますね。
人気と実力があれば多くのスポンサーがCM依頼をすることから、今後もさらに収入は上がってくるのではないでしょうか。
藤井聡太の年収の推移
年度 | 年齢 | 年度成績 | 段位 | 対局料・賞金 | CM出演料 | 推定年収 |
2016年 | 14歳 | 10勝0敗 | 四段 | ー | ー | ー |
2017年 | 15歳 | 61勝12敗 | 六段 | 1000万(推定) | 500万程度 | |
2018年 | 16歳 | 45勝8敗 | 七段 | 2031万 | 1000万程度 | |
2019年 | 17歳 | 53勝12敗 | 七段 | 2108万 | 1000万程度 | |
2020年 | 18歳 | 44勝8敗 | 二冠 | 4554万 | 3000万程度 | |
2021年 | 19歳 | 52勝12敗 | 竜王(五冠) | 6996万 | 4000万程度 | 1億1000万 |
2022年 | 20歳 | 35勝12敗 | 竜王(五冠) | 1億2205万 | 5000万程度 | 1億7000万 |
2023年 | 21歳 | 9勝2敗 | 七冠 | 1億3000万 | 1億5000万 | 2億8000万 |
藤井聡太の年収まとめ
今回は、藤井聡太さんの2023年の年収は八冠でいくらになるか、対局料や賞金・CM出演料を見てきました。
藤井聡太さんは、現在7冠ですが、前人未到の8冠も手の届くところにあります。
藤井聡太さんの年収の収入源は次の5つです。
・順位戦の基本給
・対局料
・CM出演料
・将棋教室やイベントでの指導料
・本の印税やゲームアプリ
2023年の収入総額は2億8000万円と推測します。
今後の更なる活躍が期待されます。