俳優の永山絢斗容疑者が大麻取締法違反で逮捕され、芸能界には激震が走っていますが、今後の裁判によってはどのような刑罰が下されるのか気になります。
そこで今回は、永山絢斗容疑者の懲役や刑罰はどれくらいなのか、そして、同じ日に再逮捕されたことで執行猶予や実刑の可能性についても見ていきたいと思います。
永山絢斗は1日に2度逮捕された!?
永山絢斗容疑者は、6月16日の午前0時過ぎに自宅マンションで、「4月に大麻を所持した疑い」で逮捕されています。
そして、同日の午後2時に再逮捕されています。
なぜ一日に2度も逮捕されたのでしょうか。
それは、最初の逮捕は「4月に大麻を所持していた疑い」ということで逮捕されました。
その時点での逮捕は、押収量がごく微量だったため、起訴できない可能性が高かったためと言われています。
そして2回目は、乾燥大麻1g以上を押収することができたことによるという。
最初の逮捕では泳がせておいて、確実に大麻量を所持する時間帯を狙って家宅捜索に入ったとされます。
警察では、今年1月から永山容疑者が大麻を所持しているという確度の高い情報を基に、内定調査をしていたという。
そのため、一度目の逮捕から一旦釈放し、2度目の逮捕で拘留したということです。
捜査がばれると証拠隠滅の恐れがあることから、慎重に内定を進めていたようです。
永山絢斗の懲役や刑罰はどれくらい?
永山絢斗容疑者の懲役や刑罰はどれくらいになるのでしょうか。
大麻取締法では、行為によって処罰内容が変わります。
第24条の2 大麻を、みだりに、所持し、譲り受け、又は譲り渡した者は、5年以下の懲役に処する。
第2項 営利の目的で前項の罪を犯した者は、7年以下の懲役に処し、又は情状により7年以下の懲役及び200万円以下の罰金に処する。
引用元:大麻取締法(抜粋)
大麻を所持している場合は、5年以下の懲役であり、営利目的の場合は、7年以下の懲役ということになります。
また、初犯の場合でも常習性が認められたり、営利目的の場合などは懲役刑になる可能性は高いという。
今後の捜査の行方が気になります。
再逮捕で執行猶予や実刑の可能性は?
大麻の初犯で所持していた大麻の量が少ない場合には、懲役6か月から1年、執行猶予3年が普通だそうです。
永山絢斗容疑者は再逮捕されていますが、初犯であるということから、通常は懲役6か月から1年、執行猶予3年が妥当ということから、余程のことがない限り、実刑になる可能性は低いようです。
初犯で実刑になりにくい理由としては、少量の所持でも起訴された場合には罰金刑が存在しないことからのようです。
再犯防止の可能性があるにもかかわらず実刑にすると、罪の内容に対して多くの自由が損なわれるためであると、「ネクストパート法律事務所」では、解説しています。
しかし、本人の反省が無く、法廷での態度が悪い、そして再犯の可能性が極めて高いなどの場合は、実刑になる可能性もあるという。
永山容疑者の場合は、「偽物では意味がない。本物をやらないとカッコ悪いじゃん」と文春オンラインで報じられていましたが、本物志向ではなく、きちんと反省し、態度でも表さないと、大変なことになる可能性もあるということですね。
芸能人が薬物で逮捕された例
薬物所持などで逮捕された芸能人はどんな人がいたのでしょうか。
・ジャニーズの元KAT-TUNに所属していた「田口淳之助」さんは、2019年5月に大麻取締法違反で逮捕され、懲役6か月、執行猶予2年という判決を受けています。
・同じジャニーズの元KAT-TUNに所属していた「田中聖」さんは、2017年5月に大麻所持で現行犯逮捕されましたが不起訴処分となっています。
しかし、2022年2月には覚醒剤取締法違反で逮捕されています。
・ジャニーズのトップアイドルだった光GENJIの「赤坂晃」さんは、2007年10月に覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されています。
そして、2009年にも覚醒剤の使用が発覚し、2回目の逮捕となったことから執行猶予無しの懲役刑が下っています。
その他にも、俳優の伊勢谷友介さんが2020年9月に大麻所持、女優の沢尻エリカさんが2019年11月に合成麻薬MDMA所持で逮捕されるなど、多くの人気芸能人の方が薬物に手を出してしまっている過去があります。
(追記)初公判で永山絢斗は中2から大麻使用!
2023年8月28日の初公判で、永山絢斗容疑者は中2の時に初めて大麻を使用し、18歳か19歳で再び使用し始め、継続的に使用していたことを明らかにしました。
14歳から現在の34歳まで約20年間のほとんどを、大麻を使用していたことになります。
ドラマや映画に出ていた時期も使用していたことになりますね。
検察は懲役6か月を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。
判決は9月1日に言い渡されるという。
永山絢斗の懲役まとめ
今回は、永山絢斗容疑者の懲役や刑罰はどれくらいなのか、そして、同じ日に再逮捕されたことで執行猶予や実刑の可能性について見てきました。
大麻取締法では所持で5年以下の懲役、営利目的で7年以下の懲役と記されています。
初犯で所持していた大麻の量が少ない場合には、懲役6か月から1年、執行猶予3年が普通であり、余程のことがない限りは実刑にならないことから、永山容疑者の場合もこれに該当すると思われます。
しかし、人気映画にも出演したり、来年放送予定の大河ドラマの出演も決まっていながら降板となってしまいました。
永山容疑者は、映画「東京リベンチャーズ」は公開となり、CM契約はなかったことや、大河ドラマは収録前など、違約金の発生はなかったのが不幸中の幸いだったかもしれません。
今後の再起を期待したいですね。